DIYで,木造平屋を建てる【設計編5】立面図と断面図とプレカット図

DIYで,木造平屋を建てる【設計編5】立面図と断面図とプレカット図 設計編
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建物を真横から眺めた見たものが、立面図、

縦に切り取ったものが断面図です。

立面図は外観を、断面図は中身を見ます。

素人の私がDIYで、描いた図面と、プレカット業者の図面もあわせて紹介します。

立面図とは、

立面図とは、建物の横顔を表現した図面になります。

ドアや窓の位置、屋根勾配など、家の全体の外観が分かるように描かれています。

屋根材外壁材などの仕上げ材の材質や色も付け加えると、

外から見た家の雰囲気が、より一層ハッキリします。

そのような事柄を図面に注釈で記入してあったりします。

一般的には、東西南北の四方向から見た図面が用意されます。

平面図、断面図とあわせて、意匠図の基本となるものです。

断面図とは、

断面図とは、家を縦切りにしたものを真横から眺めたような図です。

ケーキを切って、中のスポンジやフルーツなどが見えるように、

家の中身を把握する図面といった感じです。

地盤面からの床の高さ(FL:フロアレベル)とか、

天井の高さ(CH:シーリングハイ)などの高さ関係。

屋根や、柱や梁などの高さやおさまりなどの構造関係。

外からは見えない部分がいろいろと分かるように描かれています。

軸組図や、矩計図なども、断面図の仲間になると思います。

  • 軸組図・・・中の構造や納まり方を把握するための図面です。
  • 矩計図・・・建物のいろいろな高さ関係、仕上げ材の納まりなど詳しく描いた図面です。

今回、私が描いたのは軸組図に近いものになります。

構造材のおさまりを確認するため、

X軸、Y軸から複数の断面図を描きました。

プレカット図とは、

プレカットとは、柱や梁など家を建てるために必要な材料の長さや接合部を、

工場であらかじめ加工することです。

設計図をもとに実際にプレカットするために詳細に描いたのが、プレカット図になります。

このように実際に作業するための図面を施工図と呼びます。

工法によってプレカットの仕方も様々です。

いずれの工法でも、細部まで加工された状態で現地に届くので、

現場では組み立てるだけで、家の骨組みができてしまいます。

驚きです。

立面図、断面図を描いてみました

それぞれの違いが分かりやすいように、

同じ方向から見たものを、立面図、断面図、プレカット図の順に並べてみました。

建物の南面の立面図です。

X軸方向の通り芯、X4番で切り取った断面図です。

X軸方向の通り芯、に通りで切り取ったプレカット図です。

建物の東面の立面図です。

Y軸方向の中心 通り芯、Y3番で切り取った断面図です。

Y軸方向の通り芯、5通りで切り取ったプレカット図です。

このように並べてみると、違いもわかりやすいです。

よく見ると、実際、違いますよね。

お気づきだと思いますが、プレカット図は屋根勾配が違います。

この記事で紹介してます。ご参考に。

おわりに一言

最後まで読んでいただきありがとうございます。

私の場合は、まずは平面図をある程度完成させて、

立面図と断面図は同時進行的に描いていきました。

まずは、GL(地盤面)から床や天井の高さを考慮しながら

天井裏部分に梁が収まるように軒高を決めて、

屋根勾配にあわせて屋根をおさめる感じで進めました。

互いの位置関係を確認しながら、

それぞれの図面を行きつ戻りつ、

全体をまとめていく感じです。

これらを、他の図面とあわせてプレカットの事業者さんに提出してあります。

内部の構造と外観は、密接に関係しています。

トライ&エラーを繰り返すなかで、

見えてくるものが、あると思います。

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