DIYで,木造平屋を建てる【設計編1】設計図を描いてみよう

DIYで,木造平屋を建てる【設計編1】 設計図を描いてみよう 家づくり

設計図は、何をつくる際も基本となるもので、

通常ただ図面と呼ばれることが多いです。

建物を設計する際は、たくさんの図面が必要になります。

家を持とうと考えている方は、スケッチでも全然かまわないので試しに描いてみるのをお勧めします。

設計図を描くことを勧める理由

注文住宅など、新たにマイホームを計画されている方は、

とりあえず、簡単なスケッチを描いてみるのをお勧めします。

描いていくうちに自分のイメージが、だんだんはっきりしてくると思います。

寸法がはっきりした設計図のようなものが、できてくると、

より、しっかりとした検討ができると思います。

設計事務所等にお願いするとしても、自分たちの思いがより具体的に伝えられます。

あと、図面を描いてみたことで相手が提示する内容も、より理解できるようになっているでしょう。

DIYで何かしたいという方は、尚更おすすめです。

家全体に自分のイメージを反映させることができますし、建築士の方と相談しながら

納得できるまで検討することができます。

設計図の種類

建築の設計図の種類について、少しだけ触れておきます。

図面は、その役割によって呼び名が分かれており、

図面を製作する方も、別々になっているのが一般的です。

  • 意匠図・・・建物のデザイン性を決める図面で、通常、建築士により描かれます。施主の方が目にするのは、主にこの図面です。
  • 構造図・・・建物の構造的な部分を決める図面で、構造建築士により描かれます。建築士と、構造建築士は互いに協力しながら作業を進めていく、と理解しています。
  • 施工図・・・実際に建物を施工する際に描かれる図面で、設計図をもとに施工業者により描かれるのが一般的です。

家を建てる際、間取り図(平面図)などを見たとき、

その後ろ側には、様々な図面と、様々な方々の知恵と工夫が隠れています。

そう考えると、すごいですね。

平面図を描いてみよう

設計図を書いてみようとするなら、まずこの図面からやってみたいところです。

建築図面でも基本的な図面で、間取りなどがイメージし易いので、取りかかりやすいと思います。

図面とか描いたことないし、やり方もわからない、といった方は、今住んでいる場所を計って方眼紙に描き込んで、練習してみてはいかがでしょう。

寸法を、小さくするのがややこしいのであれば、三角スケール(サンスケ)という便利な定規もあります。

自分の住んでいるところからイメージを広げていくと、現状と比較して検討できるので、いろいろと見えてくるものがあると思います。

動線なども現在の様子を踏まえて、より自分たちに合った方向で考えていけるでしょう。

建築確認申請する場合、たくさんの図面を求められます。

そして、その通りにつくらなくてはなりません。

途中で変更する場合、「軽微な変更」 ですむ場合はまだよいですが、

「計画変更」 となると、確認申請の手続きをもう一度踏むようなかたちになるので大変です。

図面作成時に、十分に検討する必要があります。

リンクを置いておきます

間取り(平面図)を描こう・・(pdfが開きます。図面を描くながれが分かります)

三角スケールの使い方・・(三角スケールの使いかたです)

設計図を描くためのソフトウェア(CAD)

パソコンを使い慣れている方は、CADが便利です。

CADとは、Computer Aided Design の略で、コンピューターがデザインのお手伝いしますよ、といった感じの意味合いで、

パソコン等で図面を描くソフトウェアのことを指します。

無料のものから有料のものまで、種類も沢山あります。

手書きより正確で描きやすく、やり直しや複数の検討なども簡単にできるので、試してみてはいかがでしょう。

慣れたら、とても便利なので手放せなくなると思います。

但し、使いこなせるまで、それなりに時間がかかります。(もちろん、人に依ります)

無料のCADと、有料のCADを、ひとつずつ紹介しておきます。

JW CAD(ジェイダブリューキャド)

JW CADというフリーソフトのCADがあります。

無料で使えるCADですが、機能も充実していて、DIYでは必要十分なCADといえます。

使用方法については、有名なCADなので解説しているサイトも多数あります。

また、様々な業界で利用者も多いため、使用例もたくさん見つかると思います。

基本的にWindowsで動くソフトです。(Macで動作するものもあるようです)

紹介しておいて何ですが、JWCADは独特の操作感がうまく使えず私は別のCADを使ってます。

高機能のソフトは、その分操作がむずかしくなる傾向があります。

その分、できることも多いのでチャレンジする価値はあると思います。

AutoCAD (オートキャド)

素人の私でも名前を知っている、土木・建築業界でスタンダードなCADのひとつだと思います。

プロの方々が使うCADなので、機能面は 十二分でしょう。

むしろ、その機能を十分に発揮できるようになるまでが、大変そうです。

AUTODESK(オートデスク)社のCADで、

以前は、買い切り方式のソフト販売もあったと思いますが、

今は、サブスクリプション方式での販売だけになっているようです。

私は、使ったことがありません。

サイトを見て、いろんなことができて凄いCADなんだろうな、と思うのみです。

本業の方々が使っているCADは当然すばらしいと思いますが、値段もそれ相応に高価です。

体験版も用意されているので、興味のある方は試されてはいかがでしょうか。

以下、オートデスク社の広告です。

おわりに一言

最後まで読んでいただきありがとうございます。

DIYで何かしたい方も、そうでない方も、

自分の思っていることを、具体的にしてみることをお勧めします。

設計図、と聞くとなんだか難しい感じがします。

図面には、慣例としての描き方はありますが、

こう描かなければならない、

といったガチガチのルールではありません。

大切なことは、

相手に分かるように描く

という事だと思っています。

自分で棚をつくろう、

といった時には、自分だけが分かる図面で問題ありません。

ですが、家をつくろう、

といった時には、自分だけが分かる図面では伝わりません。

バッチリ描かれた図面である必要は、ありません。

いざ形にしてみると、自分のなかで思い描いているものと違うようで、

もどかしいこともあるかもしれません。

けれども、描き出してみるなかで見えてくるものが、たくさんあると思います。

試行錯誤のあと、できたプランには様々な思いが詰まっているでしょう。

その熱意を、思いを、伝えることが

大切なのだと考えています。

これから図面等紹介しますが、私は建築のプロではありません。

あくまでシロウトの意見です。

それでも、ひとつでも誰かの参考になれれば、うれしいです。

詳しく知りたい方は必ず本業の方が書いたサイトをご覧になって、プロフェッショナルの意見を参考にされてください。

私が参考になったサイトもリンクを貼っておきます。

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