平面図は家を輪切りにしたものを真上から眺めたような図です。
不動産の広告などによくでてくるもので、図面ときいたら思い浮かべるのはこれではないかと思います。
家のスケッチができたら、しっかりとした図面を描いてみましょう。
平面図を描いてみよう
設計図を書いてみようとするなら、まずこの図面からやってみたいところです。
建築図面でも基本的な図面で、間取りなどがイメージし易いので、取りかかりやすいと思います。
図面とか描いたことないし、やり方もわからない、といった方は、今住んでいる場所を計って方眼紙に描き込んで、練習してみてはいかがでしょう。
寸法を、小さくするのがややこしいのであれば、三角スケール(サンスケ)という便利な定規もあります。
自分の住んでいるところからイメージを広げていくと、現状と比較して検討できるので、いろいろと見えてくるものがあると思います。
動線なども現在の様子を踏まえて、より自分たちに合った方向で考えていけるでしょう。
建築確認申請する場合、たくさんの図面を求められます。
そして、その通りにつくらなくてはなりません。
途中で変更する場合、「軽微な変更」 ですむ場合はまだよいですが、
「計画変更」 となると、確認申請の手続きをもう一度踏むようなかたちになるので大変です。
図面作成時に、十分に検討する必要があります。
リンクを置いておきます
間取り(平面図)を描こう・・(pdfが開きます。図面を描くながれが分かります)
三角スケールの使い方・・(三角スケールの使いかたです)
平面図を描いてみました
私の場合は、予算面や施工の手間から考えて、小規模でシンプルなかたちにしよう、と思い至りました。
在来工法の木造で26坪くらいの平屋にしました。
910モジュールで考えてあります。
モジュールとは図面を描く際の方眼紙の桝のようなもので、建築の骨格の基本寸法となっていきます。
基本単位によって、尺モジュール、メーターモジュール、インチモジュールなどいろいろあります。
図面はモジュールを必ず使わなければいけない、というわけではありません。
ただ、よく使われている手法なので業者さん達とコミュニケーションはとり易いでしょう。
モジュールを使うメリットはバランスがとりやすい事と、歩留まりがよくなるというものだと思います。
特に歩留まりがよい(材料のロスが少ない)のは、予算に直結します。
また、私が尺モジュールを使用したのは、建材の流通量が豊富で選択肢が多いように感じたからです。
モジュールについて、リンクを張っておきます
建築のモジュールとは?1分でわかる意味、モジュールの種類、尺、畳との関係
おわりに一言
最後まで読んでいただいてありがとうございます。
家のプランを考えるときには様々なことを考えますが、私、モジュールのことだけ書いてますね。
尺モジュールとメーターモジュールでは、部屋の大きさが違ってきますし、当然全体のおおきさやバランスも変わってきます。
モジュールは図面を描きだす際の最初の一歩のところにあるので、ある程度できてから変更しようと思うと大変です。
最初にきちんと考えて決めたほうが、図面の書き出しとしてはよいと考えます。
もうひとつ、最初に決めておいたほうがよいのが工法です。
家のイメージと、建てるまでのながれを把握することができます。
私の場合 在来工法を用いた100㎡以下の木造平屋で考えました。
これは、建築確認申請を省けるように4号建築物の範疇で考えたものです。
都市計画区域外に建てる4号建築物に該当すると、建築確認申請が必要なく、工事届の提出ですみます。
建築確認を避けてとおるメリットはおおきいです。
これはもちろん、図面をおろそかにしてよい、ということではありません。
全ての建築物は、法律を遵守する必要があります。
図面でしっかりと検討することは、後々のことを考えても重要です。
DIYで何かやってみたいなら、悩む価値はあると思います。
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