建築予定地の整地が終わったので、地縄張りをしました。
地面に杭や釘などを打って縄を張り、図面に描いたものを、実際の現場に原寸大で示す作業の紹介です。
地縄張りしました
地縄とは
地縄とは、設計図に描かれた建物を、建築予定地に実物大で表す際の縄やテープ等のことを指します。
建物の大きさや位置関係を示すのが目的なので、平面図の外壁部分をぐるりと囲んだかたちで敷地内に張られていると思います。
一般的には、地縄張りした現地を施工業者と共に、施主も立ち合いすると思います。
これを見ることで、建物の実際の大きさや、敷地での方位、近隣との距離感、近隣の様子、道路との位置関係などなど、いろんなことが具体的に見えてきます。
特に、建物の日当たりや、お隣りとの距離は、気になるところではないでしょうか。
地縄を張っただけの現地を見ると、狭いと感じる方が多いようです。
まだ着工前なので、気になる部分はしっかりとチェックして、納得いくまで説明を受けましょう。
着工してから、変更するとたいへんです。
追加費用もかかる場合があると思います。
また、その際、地鎮祭や近隣への挨拶などもされる方が多いのではないかと思います。
後々近所の方々とトラブルにならない為にも、挨拶回りはキチンとしたほうがよいと思います。
地縄張りしました
一般的には、トータルステーションという道具を使って、位置取りをする場合が多いと思います。
道路工事などで、三脚にのせた機械を覗いている姿を見かけたことあるかもしれません。
あれです。
トータルステーションとは、位置座標をもとにプリズムをつかって、正確な位置をだしたり、逆に位置を記録したりする装置です。
トータルステーションを使用する場合は、位置座標の準備が必須です。
この座標をもとに、地面の上に原寸大の位置をだしていきます。
簡単に位置取りできるので、これでサクッとやろう、と思って座標など用意していました。
しばらく使ってなかったのでバッテリーを新しくして、いざ使おうとしたら、壊れてました。
ガッカリです。
トータルステーション(右手の大きい機器、角度と距離を計測します)と、レベル(左手の小さい機器、高さを計測します)の写真です。測量に使います。
気を取り直して、巻き尺とレーザー墨出し器を使ってやってみました。
レーザー墨出し器は、縦横にレーザー光によってラインを照らし出してくれる装置です。
基準線を位置取りするのに便利です。
屋外では、ラインが見えないので受光器(レーザー光を受けてピコピコ鳴ります)を使いました。
基準となる線を決めて、そこから直角(大矩)をだしていく感じです。
距離は、巻き尺で測りました。
引っ張り加減で数値が変わるので、対角線を測ったり、何度も計測することで合わせていきました。
レーザー距離計も使ってみたのですが、屋外ではポイントが見えにくくて、やりづらかったです。
別の機会に出番があると思います。
位置がでたら、そこに杭や釘などを打って、その点と点を、を縄や糸で繋いでいきます。
今回は、水糸(目印によく使われる糸です。目立つ色をしてます)を張りました。
写真では、ちょっと見えにくいです。(自身でわかればよいので、OKです)
地縄張りを終えて、あらためて眺めてみると、思ったより小さく感じます。
実際、そんなに広くもないのですが、そういうものらしいです。
おわりに一言
最後まで読んでいただきありがとうございます。
地縄張りが終わったこのタイミングで、地鎮祭などをするのが一般的になると思います。
今は、地鎮祭そのものをしないこともあるようです。
これは、施主の判断に沿ったものになると思います。
私の場合は、整地が終わったところで、
工事の安全を祈って起工式をしました。
DIYなので、並んでいるのは家族3人だけです。
起工式は、友人のお坊さんに頼みたくて、わざわざ遠方から来てもらいました。
終わった後、久しぶりに一緒に一杯飲みました。楽しかったです。
私は、とても友人に恵まれていると思ってます。
このような友人に逢えて、私は幸運です。
ありがとう。
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