
DIYで行った間柱や窓を付ける部分(まぐさ・窓台)の加工作業の紹介です。
あわせて、間柱についても触れておきます。
間柱とは、
間柱とは、柱と柱の間に等間隔で配置する補助構造材(二次部材)になります。
構造計算をする際、水平の揺れに抵抗するものとしては、勘定されません。
図面でも、柱や横架材などの構造材とは明確に描き分けられています。

対角線が1本少ないですね。(間柱に限らず補助構造材は同じ表記です)
ただ、壁面を支える部分になり、筋交いなども入ってくるところで、間柱が構造に関係が無いというわけではありません。
合板や石膏ボート、窓など壁面に付ける様々なものを受けとめる大事な役目を担っています。
ちなみに、間柱は英語でstud(スタッド)と言うようですが、スタッドと呼ぶ場合は軽量鉄骨で金属製の間柱を指す場合が多いようです。こちらは、角型やC型などなど種類があり、主にマンションなどの鉄筋コンクリート造の間柱に使われています。
不思議ですよね、電池とバッテリーみたいな日本独特の言葉の棲み分けを感じます。
私の知る限りでは、スタッドではなく軽鉄(けいてつ)と呼ばれてました。
何にせよ、在来工法で木造平屋メインの当ブログでは、これ以上ツッコミません。
さて、間柱ですが、木製のものは一般的にスギやヒノキ、もしくは輸入材などの無垢材や集成材が使われます。
大きさや間隔は、ある程度決まったものが用いられます。現在はプレカットで、事前に加工したものが主流です。
間柱の大きさ・・・厚さは30mmとか45mmなどが一般的だと思います。
幅は壁面の仕様によって変わります。
大壁仕様の場合、柱幅にあわせて105mm、120mmなどとなるのが一般的です。
真壁仕様の場合は、柱幅から壁面の漆喰や石膏ボードなど壁材の厚さ(+チリ)を差し引いた寸法になります。
間柱のピッチ(間隔)・・・モジュールによって違います。
尺モジュールの場合は303mmピッチ(910mmの3等分)、455mmピッチ(910mmの2等分)が一般的です。
メーターモジュールの場合、500mmピッチとかもあるようです。
見たほうが早いですね。
写真の赤い部分が間柱です。

少し先の工程の写真ですが、こんな感じで、外壁の構造用合板を受け止めています。
内側の部分も、土台の上に等間隔で立ててあります。

この間柱を石膏ボードなどで挟み込むようにして壁面が形づくられていきます。
写真左下の空いている部分は人通口になります。
壁面を固定してその重量を土台へと伝える裏方が間柱です。
柱は化粧をして表に出ることはありますが、間柱は舞台裏の地味な存在ですよね。
けれど、大事な仕事をしていることに変わりはありません。
そんな、日影者の間柱。
オススメしたいサイズがあります。
45mm厚の間柱をお勧めします
個人的には、45mm厚の間柱をオススメます。
まず、よく使われる30mmと45mmの間柱のサイズの違いを見てみます。

同じ105mm幅なので、厚さの違いが分かりやすいかと。
下写真は実際に、付けた部分の写真です。
何故か、梁の上の部分だけ30mmで加工してあったので比較参考にどうぞ。

結構、ボリューム感に違いがあるのが見て取れるでしょうか。赤枠は30mm厚の間柱です。
ちなみに、45mm厚と書いてますが、建具、建材を正面から見たこの部分、見付け(みつけ)と呼ばれます。見付け=45mm、というわけですね。
で、45mmのほうを勧める理由ですが、
お伝えしているように、間柱には壁の下地材としての役割があります。
外壁に構造用合板を張ったり、内壁に石膏ボードを付ける際、間柱で受け止めます。
また、合板など壁材を間柱で接ぐ場合、30mmだと、片側15mmづつしか釘を打つスペースがありません。(中には27mmとかもあります、コレだと片側13.5mm)
結構、シビアに釘を打っていかないと、、

こうなります。
これ、45mmの間柱で釘を外してしまった私の場合です。
、、、。
反省は、いずれ【外壁編】でしたいと思います。
また、窓台などの中間に入れる間柱は、サッシによってはメーカーから、見付け45mm以上と指定されている場合があります。
最終的には隠れてしまうので、施主の方には分かりにくいかもしれませんが、間柱は壁を支える大事な仕事をしています。シッカリ者を入れておくことをオススメしておきます。
DIYで,間柱を付けました
間柱の取り付け作業の紹介です。
私の場合は、プレカットで設置場所に加工してもらって、間柱は手持ちの木材を加工して入れました。
間柱を付けました
間柱は、余り物を頂いて、集めておいた手持ちの木材を使いました。

45mm×105mmのものを使ったのですが、同じ105mm用の間柱でも幅が微妙に違いました。
1~2mmのサイズで違ったりしているので不思議です。
「木やせ」もあると思いますが、106mmとかのサイズもあったので、ハウスメーカーや工務店によって使用するサイズが、若干違ったりするのでしょうね。
さておき。
間柱を付けていきます。
プレカットで事前に加工してもらってます。(下写真赤丸)

私の場合は455mmピッチです。
所定の場所を45mm幅で5m位深く加工してあります。

このような溝が上下についているので、そこに間柱をはめ込んでいきます。
間柱の長さは、プレカット業者さんに、
業者さん丁度でもいいんですけど、
+1mmの長さがベストです。
と、言われていたので、その通りにしました。


サイズ通りに切り出したら、防蟻剤を塗ってはめ込んでいきます。
少しキツイところもありましたが、叩いてガシガシ入れました。


サイズが不揃いなので、大事にしたい片側の面(ツラ)を揃えます。
上の写真の場合は外側(外壁面)に合わせてあります。
はめ込んだら、両側から斜めに釘を打ち込んでおきます。


片側2本、もう片方から1本、75mm釘を打ってます。
これも、プレカット業者さんに聞いた方法です。



なんでも、聞いてください
と、仰っていただいたので、お言葉に甘えて分からないことは、何かとチョクチョク聞いてます。
本当に、お世話になります。
まぐさ・窓台(まどだい)とは、
まぐさ・窓台(まどだい)とは、窓枠を付けるための枠の部分になります。
窓枠を支える下のところが「窓台」、上のところが「まぐさ」と呼ばれます。(下写真)
窓でなくても開口部の上にある水平部材は全て「まぐさ」と呼ぶそうです。


写真の猫がいる部分に窓が付きます。
まぐさ、窓台は、木が反って窓枠を圧迫しないよう、猫側(内側)のほうを木表にしてます。
両脇の間柱も同様に窓側が木表です。
木表、木裏については、いずれどこかの記事で触れたいと思います。
DIYで,まぐさ・窓台を付けました
DIYで行ったまぐさ・窓台の設置作業の紹介です。
基本、図面通りですが、少し高さを変えたりしたところもあります。
窓の位置を原寸チェックしました
まず最初に、窓の位置確認をしました。
もちろん、図面を描く段階で実寸を踏まえて検討していますが、再チェックです。


写真撮り忘れたので、赤線はイメージです。実際はマスキングテープをあちこちに貼って見当をつけました。(写真は、作業場の中です)
サッシのサイズが違ったりするので、それぞれ確認しました。
この作業は、とても大事だと考えています。
図面などを見たり、考えたりする時も実際の大きさ(原寸)で確認できるところは必ずやってます。
慣れてくると、
「だいたいコレくらいだな」
と分かった気になるんですが、やっぱり原寸チェック大事です。
実際、洗面台とのおさまりを原寸で見て、窓の高さを少し変更したところもあります。
納得出来たら、サッシ枠の大きさに5~10mm位の寸法をプラスして位置決めします。
この間隔、クリアランスと呼ばれます。
この隙間があることで、多少のズレがあってもスムーズにおさめることが出来ます。
素人の私は、
「いざとなって、サッシが入らなかったら困るな、、」
という漠然とした不安からクリアランスを少し多めに取りました。
これは後日談になりますが、
その必要なかったです。
むしろ、隙間が大きいのでサッシ枠のビス穴の位置がギリギリになったところもありました。
根拠の無い不安というのは、困りものですね。
さて、寸法が取れたら加工していきます。
まぐさ・窓台は間柱と同じサイズの木材を使いました。
今スタンダードになっている複層ガラス(ペアガラス)は、ザックリ言うと単層ガラスの2倍の重さです。
ガラスは、普段の窓の開け締めから想像するより遥かに重いです。
シッカリとした造りにしておきます。
まず、寸法通りに間柱と同じサイズの木材を切り出します。
まぐさや窓口のところは、欠き込みを入れて組むことにしました。
仕口を欠き込み(かきこみ)ました
木材の一部を削り取ることを「欠き込み」と呼びます。
大工さんは「しゃくり」とか言いますね。この違いはよく分かりません。微妙なニュアンスの違いがあるのかも。
いずれにせよ 木材の一部分を削り取る という意味合いは変わらないと思います。
まぐさ・窓台を繋ぐ部分を、欠き込みます。
方法はいくつかありますが、今回は丸ノコでやりました。
ポピュラーで簡単な方法なので、ご存じの方も多いのでは。


必要な部分を切り込みの深さを揃えて、細かく切っていきます。


出来たら、切り込み部分をノミでさらって整えたらOKです。
このクボミに まぐさ・窓台をはめ込む、というスンポウです。
ちなみに、反対側の木材も欠き込むと、相欠き(あいかき)と呼ばれます。バッテンに組むときに、よく使われます。「相じゃくり」とも呼ばれます。
まぐさ・窓台が用意できたら、防蟻剤を塗っておきます。


木口まで全面塗ったら、組んでいきます。
欠き取ったところに、はめるだけなので簡単です。


パイプクランプで挟んでビス留めします。
まぐさの上や、窓台の下には必要に応じて支えを入れました。


ガッチリ固定できるように垂木用ビスを使いました。
他の部分も、それぞれ同様に組んでいきます。


上写真のように柱にかかるところは、柱を削らないようにしました。(写真赤色)
構造材の欠き込みなどは、止めといたほうが無難ですね。
特に、横架材に対しては 建築基準法施行令第44条により
はり、けたその他の横架材には、その中央部附近の下側に耐力上支障のある欠込みをしてはならない。
と、念押しされています。
ついでに、
これはプレカット業者さんから、構造材に対してDIYでよく用いられるネジ(コーススレッドなど)は、使わない方がよい。
と、念押しされてました。



折れたりするんですよ



気をつけます
まぐさ・窓台の設置完了
窓部分が全部できたら完了です。


こんな感じです。


小屋束も並行してやってたので、付いてますね。
こちらは、次の記事で。
おわりに一言
最後まで読んでいただきありがとうございます。
今回の記事で取り上げた間柱。
DIY好きな方は、飾り棚など壁面にシッカリと固定したい何かを付けるとき、
間柱の位置が気になった経験はありませんか。
壁を叩いてみたり、ビスを探してみたり、針など刺してみたり、、
間柱の位置を探すための道具もありますね。
壁に穴を空けても大丈夫な方は、家具など間柱の部分でビス留めすれば、簡単に転倒防止できます。ツッパリ棒など必要ありません。
ただ、隠れてしまっているので、いざ探すとなると、面倒な間柱。
一般的に、施主が目にする平面図(意匠図)などでは描かれないことが多いです。
その為、あまり意識されないところかもしれません。
けれども、施工図では必ず描かれています。
このような図面を手に入れられる方は、持っておくことをオススメします。
役に立つ日が来るかもしれませんよ。













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